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Channel: 【駿河台大学】メディア情報学部からのお知らせ
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授業 芸術学 「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.38

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

今回私が紹介する授業は、波多野宏之(はたの・ひろゆき)教授の芸術学(芸術文化論)だ。

20151214hatano.png 芸術学は、教養科目群に置かれており、1年生から履修することができる。中学や高校で学ぶいわゆる『美術』の授業を、もう一歩踏み込んで、『世界史』時系列に乗せたような授業だ。

 はじめに授業を受講する学生に学んで欲しい事を伺った。
 芸術学では"全体の流れ"が重要になる。誰が何を作ったかということも勿論大切だが、原始時代から現代までの歴史の中での美術の役割というものに焦点を置くと別の姿が見えてくる。時代に合わせた物の見方の変化に伴い、美術の表現も変化していることがわかるのだ。学生には、その大まかな流れをつかんで欲しいと仰っていた。
 美術を楽しむ為には、生活に美術を取り入れるなど、授業で学んだことを活かすのがその第一歩になる。

 次に、履修前にしておくと良いことを伺った。
 冒頭で「芸術学は中学や高校で学ぶ所謂『美術』の授業を、もう一歩踏み込んで、『世界史』時系列に乗せたような授業」と書いた。このことから、中学や高校で学んだ『美術』、『世界史』をおさらいしておくことが大切になる。これをやるとやらないとでは大きく差が出るかもしれない。
 もう一つ波多野先生が仰っていたのは、自分の"感動の対象"を知ることだ。
 例えば、今まで見た物の中で「あれは良かった」などと感じたものを思い返してみる。どんな小さなことでもいいから思い出してみる。自分の感性を理解することで、授業へのモチベーションも変わってくるのではないだろうか。

 授業から少し離れ、様々な時代の様々な美術の中で、特に先生が好きな作品を伺った。
 波多野先生が「たくさんある」と言われた中から、三つに絞って下さったものを紹介する。

 最初に、アンリ・マティス。切り絵や色紙の貼り絵で20世紀初頭に活躍した画家だ。単純明快だが、心が安らぎ、身近に置いておきたくなる作品だそうだ。

 次にサルバドール・ダリなどシュルレアリスムの画家たち。ダリは時計が溶けて垂れてしまっているような絵で有名で、その代表格とも言える。これらの画家については「大変気になる」存在だと仰っていた。先程紹介したアンリ・マティスとは対照的で、心安らぐという表現には程遠い。むしろ不安になってしまうような絵を描いている。その点において「何故このような絵を描くのだろう」という興味から、学生時代以来長年研究をしてきた対象だそうだ。

 三つ目に11~12世紀のロマネスクの修道院の彫刻。素朴だが当時の風習や民衆の気持ちが込められている作品だという。これに関しては、「実物を見てみたい」と仰っていた。

 お話の最後に、学生へのメッセージを頂いた。
 世の中には、美術、音楽、演劇など、様々な芸術が存在する。その中のひとつの"素養"として、美術が存在する。
 その"素養"があるとないでは、大きな違いがある。例えば、美術作品に触れ、喜びを感じる。それだけで人生は豊かになっていくという。
 芸術学を履修し終わった後、授業が終わったからそこで終わりではなく、生涯を通して生活に美術を取り入れる。それは例えば、部屋に少し絵を飾るだけでも良い。
 少しでも知っていることによって、新しい人との関わりにつながるかもしれない。
 これからも生涯を通し、美術に触れていって欲しいと言っていただいた。

瀬戸ゼミ4年 梅田純香
<参照記事>


「学部デー」を実施しました(3)

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 メディア情報学部では、今年度の「学部デー」を実施しました。「学部デー」は、外部講師を招いたり、普段とは異なる特別企画で授業を行ったり、また学生の希望に応じて教室を飛び出して、種々の施設や組織を訪問したりする毎年秋に実施する催しです。

企画 国立国会図書館の見学

 国立国会図書館東京本館を参観。図書館紹介のDVDを視聴した後、新館書庫と利用提供スペースを案内していただきました。初めて見る壮大な地下書庫に一同大興奮でした。
 澤田真紗美さん(メディア情報学部2年生)が学部デーの感想を書いてくれました。

 今回の「学部デー」で、私は国立国会図書館に行きました。ずっと行きたかったうえに地下にも入れるとの事でとても楽しみでした(地下は予約すれば見学できるようにはなっています)。私は近くの国会議事堂見学に小学生の頃行ったことがあり場所は知っていましたが、改めてみると本当に大きな建物だと思いました。ちなみに、本館、新館合わせた総延面積は約148,000㎡もあるそうです。

 私たちは通用口の南口に集合して本館から順に見学しました。ロビーは平日にも関わらず沢山の人が利用していましたが騒がしくなく寧ろ静謐で心地よい空間でした。そこから印刷カウンターや地下8階の新聞階に送る気送管(気送子を入れる管、空気を利用し秒速6mの速さで送る)と気送子(透明な筒でリクエスト用紙を入れる)などを見学し地下に向かいました。

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 私は以前 NHKの番組で地下に入るのに靴カバーをしている所を見たことがあり、職員の方の「ここで靴カバーを履いてください」という言葉を聞いて、自分も今からそこへ行くのだと実感し一気に気分が高揚しました。どきどきしながらエレベータに乗ってまずは地下8階へ行き、その後、地下3階等に行きました。降りてみると空気がガラリと変わって静かな眠りについた物たちの空間というか、神社やお寺などの聖域に足を踏み入れたような感じがしました。そこで私は高揚感とは別に「お邪魔します」という気持ちになりました。

 案内してくださった職員さんの説明によると地下8階から天窓まで約30m、東西に約130m、南北に約45mでサッカー場8面分はあるそうです。その中で低い天井(これにより全17層の書庫ができる)に届くほどの棚いっぱいに居る資料たちは階毎、棚毎で匂いが少しずつ違っていて、すべての階を見ることができたらいいのにと、とても残念に思いました。

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 国会図書館は広くて大きくて見学場所は見所がありすぎて、1時間では到底足りず本当に一部分だけでした。あっという間で後ろ髪を引かれる思いでしたが、マイクロ資料化しもう公開されない新聞の原紙や雑誌(りぼんやジャンプ)の初刊を見させていただいたり、沢山写真を撮らせていただいたので、ほぼほぼ満足できた1日でした。また、使われてこそとは思いますが地下を見てこの図書館の資料は安易な気持ちや考えで利用するものではないな、と感じました。

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塚本ゼミ制作2015年度放送番組の紹介ホームページを公開しました

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 メディア情報学部の塚本ゼミが毎年取り組んでいる飯能日高ケーブルテレビの2015年度放送予定番組の紹介ホームページを公開しました。

 番組『見~つけた』は2003年から10年以上続けているプロジェクトで、放送した作品数は150本以上にもなります。今年もゼミ生が春はグループで、秋は一人で担当した番組の紹介の準備が整いました。ゼミでは只今、編集も最終段階!!

 飯能日高ケーブルテレビで放送した作品は、2016年4月より塚本研究室のホームページで動画でもご覧いただけます。またホームページでは2003年からこれまでに放送した作品もご覧いただけます。

塚本研究室ホームページ http://www.surugadai.ac.jp/prof/mtsukamo/

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2015年塚本ゼミメンバー

 ゼミで取り組んでいるのは、多様な視点の獲得、異文化理解、地域理解、メディアリテラシー、そしてパブリックアクセスを目指した映像制作です。

 地元のケーブルテレビ(飯能日高テレビ)の番組を制作しながら、デジタル編集だけではなく、効果的なコミュニケーションの方法や、物事には多様な視点があることなどを実践的に学びます。

授業 映像作品研究「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.39

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

 今回紹介する授業は、メディア情報学部の今村庸一教授が担当する「映像作品研究」。「研究」と聞くと、難しく堅苦しいイメージがあるかもしれないが、アメリカ映画史に刻まれる数々の名作を通じて、その作品の背景にある文化や歴史について学ぶ、とても面白い授業だ。

 この授業では、アメリカ映画の名作を題材に、毎回、作品やドキュメンタリーを見ながら、巨大産業としての映画と、その作品が作られた時代背景や社会背景を考察する。かつては古典的な作品を中心とした授業だったそうだが、最近ではアメリカのサイレント映画、ウォルト・ディズニー、「ゴットファーザー」シリーズで知られる巨匠フランシス・コッポラなど、過去から現代までの幅広い作品や製作者にスポットを当てアメリカ映画の変遷をたどる。コッポラらにも大きな影響を与えた黒澤明監督作品にもスポットを当てる。

 将来、映像制作に携わる仕事がしたいなら、映像作品をただ鑑賞するだけではなく、映像の裏に隠された文化や歴史について学ぶとともに、創造力や発想力を養わなければならない。授業を履修した学生からは「映像作品の見方が変わった!」などの感想が寄せられている。映画文化や映像作品に少しでも興味がある人なら、この授業から得るものは多いのではないだろうか。

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 今村先生は放送作家、ジャーナリストとしても活躍されていたこともあり、テレビにも出演した経験がある映像の専門家だ。この授業について一言お願いすると、「『見る側』より『見せる側』になるには、『見る側』よりも何倍も勉強しなくてはいけない。そのためにも、過去の作品をたくさん見てほしい」とメッセージをいただいた。今村先生はこの授業を通して、学生たちに映画を「見る側」からではなく「作る側」の立場から考えてほしいと強調する。そして「いつの日か教え子の中からプロの映画製作者が誕生してほしい」とも。

 映像のプロを目指すあなた。優しく穏やかな今村先生のもとで一緒に映像を学んでみませんか。

瀬戸ゼミ3年 山本悟史



<参照記事>




授業 ゼミナールI・II「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.40

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

 今回紹介する授業は、塚本美恵子(つかもと・みえこ)教授が担当するゼミナールI・IIだ。本学では、1年生から4年生まですべての学生が少人数のゼミナールに所属する。ゼミI・IIは、3年生が対象。メディア情報学部の各教員がそれぞれの専門領域の授業を展開し、学生はシラバスを見るなどして、自分の希望する教員のゼミを選ぶ。そのメンバーのまま4年次のゼミIII・IVに進むことになるので、学生生活の核になる重要な授業だ。

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 塚本教授のゼミナールでは、学生がテレビ番組を制作し、地元のケーブルテレビ、飯能日高テレビで放送する活動をしている。番組は、飯能近辺の企業や商店、スポーツ・文化施設などで活躍する人たちのインタビューや、自然環境などの紹介が中心。春学期はグループで、秋学期には1人で1つの番組を企画から取材、撮影、編集まで取り組む。地元の良いところにも目を向け、もっと地域の情報を発信していこうというコンセプトで、2003年から始めた。

 2003年当時はMacのような便利な機械なども無く、動画を編集するのが大変だったらしい。塚本先生は、メディアセンター内の設備をフルに活用し、当時は誰も使ってないような難しい機械などを生かし、番組制作にかかった。塚本先生はもともと英語が専門であるが、この活動をきっかけにメディアに深く関心を持つようになったそうだ。

 取材するにあたっては、なるべく学生だけで行かせている。もし何か暗礁に乗り上げたときには切り口を変えて取材するようアドバイスしている。違う角度から見れば、同じものでも違って見える。取材は、社会経験を積む貴重な場となり、いろいろな人とのコミュニケーションのあり方を学ぶ場にもなるという。

 学生時代に何か形になるものを残すことはとても大切なことだ。就職活動の際、学生時代何をしてきたかを必ず聞かれるが、塚本ゼミ生は、皆、胸を張ってゼミでやったことを話すことができる。

 塚本教授からは「いろんなことにチャレンジすることが大切だ。世界が広がってみえる」とのメッセージをいただいた。実際にこのゼミを受けている学生は「やりがいがある」「このゼミに入って本当に良かった」と口をそろえて言う。映像制作、編集に興味があるなら塚本先生のゼミへ入って学生生活を送ってみてはどうだろうか。

瀬戸ゼミ3年  渡辺康太



<参照記事>



「記者会見」録音実習を行いました

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 音と映像の相互作用の研究に取り組む金 基弘ゼミ(映像・音響メディアコース)では、録音実習の一環としてテレビ番組や映画などにおける音声収録を行っています。

 今回の実習では3年生のゼミ生が、取材する側と取材される側に分かれ、記者会見の収録を行いました。最適な録音方法を探るべく、ブームマイクの位置や角度を工夫しながら納得のいく音が録れるまで何度もチャレンジしました。そして収録音声のモニタリングをしながら、ゼミ生同士でディスカッションし、録音方法に関する有効な情報共有を行いました。

 3年生までに様々な実習を経験して、4年生では各自でテーマを決め、音と映像に関する理論研究を行う予定です。

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授業 メディアデザイン演習 「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.41

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

 今回紹介する授業は、デジタル・デザインコースの専攻発展科目「メディアデザイン演習」だ。丸山裕孝(まるやま・ひろたか)教授が担当するこの授業は、主に手書きの絵コンテをもとに動画を制作し、スキャナーでパソコンに読み取り、デジタル上で着色や編集などを行って映像データに出力する、という一連の制作作業を体験する。 アニメの基本について学べ、アニメを作る楽しさについても知る事ができる。

 また、アニメーション作成をしていく中でphotoshopというアプリを使用するが、一般的なphotoshopの使い方ではなく、特殊な方法で使用するため、アプリの使い方が習熟できるという。

 筆者は絵を描くのが下手なので、4月の履修登録の際にこの講義は合わないと思い、受講しなかった。しかし、丸山先生は、アニメーション作りが初めての学生や絵を描くのが苦手な学生でも作成しやすいように、アニメ制作用紙を書きやすいサイズに切ったり、また用紙をまとめる器具も手作りしたりと、さまざまな工夫をしておられる。今回の取材で初めてそのことを知った私は、今更ながら、この講義を受講すればよかったと後悔している。

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 講義の魅力をお聞きしたところ、「自分の手で書いたものが動きだすことは楽しいしわくわくする。また動くことは野生的で、面白い。この講義を通して、情報処理能力、創造的発想力が身につく」とのことだった。

 最後に丸山先生のお人柄を紹介する。一口でいうと、とても気さくで話しかけやすい。これは、私が丸山先生へのインタビューを希望した理由でもある。そして無類の漫画好き。先生の部屋にはたくさんの漫画がずらりと並んでいる。最近のオススメ漫画は、庄司創さんの「勇者ヴォグ・ランバ」だそう。メディアセンターに置いてあるようなので、興味がある人は探してみるのもいいのではないだろうか。

瀬戸ゼミ3年 武川和代
<参照記事>

授業 ウェブデザイン論「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.42

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

 本池巧(もといけ・たくみ)教授の「ウェブデザイン論」は、ウェブの基礎知識を学ぶ授業だ。2年生から受講できる専攻基幹科目の1つ。ウェブサイトを制作するために必要なネットワーク、デザインの知識を身につけ、情報を効果的に伝えるために欠かせないマークアップ言語(HTML)の修得を目指す。この分野の技術は急速に進化しているが、本池先生は、学生には最新の技術に学んでもらいたいとの思いで、授業に取り組んでいるそうだ。

 この授業の特徴であり、魅力は、タブレット(iPad)を使って主に実習形式で行うことだ。普段の講義では、学生が教授の話を聞き、メモを取り、というのが当たり前となってくるが、ウェブデザイン論では、実際に手を動かして課題に取り組み、さまざまなことを感じ、考えながら学んでいく。また、一人ではなく、グループで役割分担をし、協力して取り組むスタイルであることもポイントの1つ。グループで取り組むことにより、メンバー間で分かり合えるようになることが、一番重要になるという。

 授業では、毎回学んだことを確認するための演習課題が出される。課題は、e-ラーニングシステムを使用。教室と自宅で同じシステムで取組むことになるが、それは、少しでもいいから授業の内容を復習してほしい、勉強の習慣を身に着けてほしいと思うからだ、と本池先生はおっしゃっていた。

 もう一つこの授業のポイントとなるのは、コメントシートを使用していることだ。コメントシートを使うのは、講義に対して「疑問に思ってほしい」との先生の狙いからだ。講義をただ漫然と聞くのではなく、疑問を持って聞くこと。それをコメントシートに書き込むことによって考えが深まり、そこから力が付いていく。そのように講義を受けてほしい、と本池先生は強調された。そこから感じられたのは、「調べて取り組む姿勢を身に着けてほしい」との本池先生の熱い思いだった。

瀬戸ゼミ3年 田中友加里
    

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<参照記事>



授業 インターネット文化論「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.43

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20160202media_01.jpg 今回紹介する授業は、2年生から履修できる「インターネット文化論」だ。岡部建次(おかべ・けんじ)教授が担当するこの授業は、社会に出た際に必要不可欠となるインターネットの最新の活用法を学ぶ。目指すは、インターネットの膨大な情報から必要なものを選択する情報処理能力の向上。仕事をより効率的に行うための技術を身に付けることができる。

 この授業は受講者が多い上に、ソフトウェアの技術にかかわる内容が中心となる。学生にはなかなか難しい授業だと思われがちだが、岡部先生は、細かいところにまで工夫して取り組まれている。

 まずは、分からなくても操作を覚えさせる目的でよく板書をするが、ただ文字を書きつらねるわけではなく、時には絵をまぜて説明する。インターネットに関連したちょっとした面白い話も取り入れている。

 またこの授業では、スマートフォンを使用する。インターネットの活用を教える上で実際に検索して、手元で見てもらうほうが、前のスクリーンをみるより楽だと考えているからだそうだ。筆者は2年生の時にこの授業を受けていたので授業風景はよく覚えている。毎時間スマートフォンを必ず1回は使用していた。実物のサイトが手元にあるだけでノートをとるのが楽だったと思う。

 最後に岡部教授のお人柄の紹介。いざ話してみたらインタビューというより、雑談をしているようだった。とても話しやすく、控えめといった感じである。オフのときインターネットでどのようなことをしているのかお聞きすると、大体は動画サイトで「懐メロ」を聞きながら当時のプロモーションビデオなどの視聴を楽しんでいるそうだ。かつては「信長の野望」というゲームにはまっていた時期もあるそうだ。また、マイクロソフトの「ワンノート」というアプリケーションについても話していただいた。絵日記のようなもので、スマホ・パソコン(PC)どちらでも利用可能、スマホでもレポートがかけてしまう便利ツールだ。自宅にPCがない、PCが壊れているという人は使ってみてはいかがだろうか。

瀬戸ゼミ3年 澤田直寿



<参照記事>


授業 情報検索論「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.44

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20160203media_01.jpg 今回紹介する授業「情報検索論」は、一見難しそうに聞こえる。しかし、情報検索は、普段私たちが何気なくしている行動なのだ。

 私たちの身の回りには、検索システムがたくさんある。例えばウェブページの検索エンジンや図書館のOPAC(所蔵資料検索)。そんな検索システムを使おうとした際、「どうやって検索すればいいかわからない」「見たい情報が見つからない」などと困ったことはないだろうか。周囲には、ありとあらゆる情報で溢れかえっている。必要な情報ばかりでは無い。嘘や偽りの情報も少なからず含まれている。膨大な情報をただ鵜呑みにしていては、間違った行動を起こしてしまうかもしれない。自らの手で情報を検索し、より効率良く必要な情報を収集していくことは、ますます大切になるのではないだろうか。

 そんな情報社会に生きる私たちの思いに応えてくれる授業が、「情報検索論」だ。どのような力が身につくのか。担当する國本千裕(くにもと・ちひろ)講師にお話を伺った。

 授業ではまず、情報システムを成り立たせている基礎理論について学習する。次に、こうした検索システムを実際に利用する過程、検索で質問する用語の選択、検索式の作成、検索結果の評価など一連の検索プロセスについて、そこで用いられる理論や技術を講義形式で学ぶ。

 この講義を通して國本先生が目指しているのは、求める情報を素早く的確に入手するために必要な基礎的な考え方を学生一人一人がしっかりと理解すること。日常生活でのちょっとした調べものや必要な文献や情報を、効率的かつ計画的に入手出来るような検索理論を身に付けてもらうことだ。

 國本先生は、学生たちが理解しやすいように学生の目線に合わせて講義を行う。学生が関心を持つようなニュースを探すのに苦労しているそうだが、そのおかげで学生たちも興味深く、楽しく授業を受ける事ができる。國本先生は講義中、頻繁に学生に質問を投げかける。そうする事により、学生は受け身にならずに、より深く内容を考えるようになる。このようなインタラクティブを大事にしているとおっしゃっていた。

 毎年60~80人の学生が「情報検索論」を履修している。そしてこの授業は、メディア情報学部以外の学生も学んでいる。誰もが利用する検索システムだからこそ、より多くの学生に受けてほしい。

瀬戸ゼミ3年 船木祥絹



<参照記事>


1年生の実習授業を動画で紹介(1)-FMスタジオ実習-

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 メディア情報学部では、2年生以降の授業に備えるために、1年生全員を対象にした様々な実習授業を行っています。今回は「FMスタジオ実習」を紹介します。

「FMスタジオ実習」の目的
  1. ラジオ番組がどのように制作されるのか、体験してみることで理解する。さらにグループワークの方法について学ぶ。
  2. 自分のことをわかりやすく話す

 実際には、ラジオ番組製作サークルSRCの先輩学生の指導のもと、全員が制作スタッフ(ディレクター)と話し手(ゲスト)を体験します。今回のトークテーマは「私の夏休みの印象的な出来事」でした。

 制作スタッフ(ディレクター)の役割は、ミキサーなどの機器操作と話し手(ゲスト)への指示です。なるべく話し手(ゲスト)が話しやすい雰囲気を作るためには、相手が緊張しないように明るくわかりやすくコミュニケーションをとることが重要です。

 話し手(ゲスト)は、話す内容を事前に整理して相手にわかりやすく話すことが重要です。ポイントは、言い間違いなど失敗しても慌てずに、もう一度落ち着いて話すこと。

 今回は、サークル合宿のエピソードやアルバイト先の失敗談、恐怖体験、大好きなアーティストのライブに行った話などそれぞれのユニークな夏休みの話を聞くことができました。


「FMスタジオ実習」の様子

丸山ゼミが冬合宿を行いました

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 丸山ゼミ恒例の冬合宿を2月8日(月)、9日(火)に学内で行いました。3年生は電子履歴書、4年生は卒業リーフレットを課題として、朝10時から昼食を挟んで午後4時まで、2日間通しの作業で仕上げました。

 初日、3年生はリクルート姿でスタジオ撮影し、その画像データをAdobe Photoshopで画像処理してポートレートに加工します。次にAdobe Illustratorにポートレートを読み込んでレイアウトし、電子履歴書の作成にかかります。4年生は丸山先生が日頃撮っていた写真群から気に入ったものをピックアップし、作業をしながらA3大の卒業リーフレットのアイデアを練りました。

 2日日、3年生は進路先を想定して「志望理由」までを履歴書に盛り込み、メール添付できるサイズのPDFファイルに出力するまでを行いました。4年生は手書きの寄せ書きをスキャンしたものをリーフレットの構成に盛り込んで印刷用のPDFファイルに出力するまでを行いました。最後に3年生4年生ともに実際の用紙に出力して記念撮影をして合宿を終了しました。

 後片付けの後、学生寮・フロンティアタワーズのラウンジにて合宿とゼミナールの納会を催して締めくくりました。

 素材製作から画像処理、レイアウト、出力といったデザインワークフローの復習も目的とした冬合宿、今年も無事に終了しました。


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1年生の実習授業を動画で紹介(2)-スタジオ実習-

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 メディア情報学部では、2年生以降の授業に備えるために、1年生全員を対象にした様々な実習授業を行っています。今回は「スタジオ実習」を紹介します。

「スタジオ実習」の目的
  1. テレビのニュース番組がどのように制作されているのか、ディレクター、カメラマン、キャスターを実際に体験してみることで理解する。さらにグループワークの方法について学ぶ。
  2. キャスターを担当することで、カメラ(聴衆)を意識しながら、原稿内容をわかりやすく伝える方法について学ぶ。

 実際には、映像制作系のゼミに所属する3年の先輩学生の指導のもと、制作スタッフ(ディレクター)、技術スタッフ(カメラマン)を担当するゼミと出演者(キャスター)を担当するゼミに分かれて、リハーサルと本番を行います。キャスターを担当する学生は、事前に調べて用意してきた気になるニュースを、カメラを意識しながら紹介します。

 キャスター体験は簡単そうに見えますが、他人が見ているとつい早口になってしまったり、読み間違えて頭の中が真っ白になったり、カメラを見ないでずっと下を見たまま原稿を読んだり、実際に体験することで多くの気づきがあります。


「スタジオ実習」の様子

塚本ゼミの学生が制作した番組『見~つけた』が飯能日高テレビで放送されます

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 メディア情報学部の塚本ゼミでは、毎年3年生が、地域の素敵な人々を取材して紹介する番組「見~つけた」を制作しています。

 今年も飯能日高テレビで4月4日から放送されます。放送日程の詳細などは塚本研究室のホームページの「2015年作品」をクリックしてご覧ください。尚、これまでに放送した2003年から2014年の作品は動画でご覧いただけます。

塚本研究室 http://www.surugadai.ac.jp/prof/mtsukamo/

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沖縄県石垣市の八重山高校で公開授業を行いました

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 野村正弘教授が、沖縄県石垣市の沖縄県立八重山高校で公開授業を行いました。この授業は放送大学沖縄学習センターか企画した「大学を体験しよう!大学授業体験と内地進学体験」という事業の中で行われたものです。この事業は、高等教育機関がない八重山の高校生が、いろいろな分野の大学の授業を受講し大学教員と話し合うことで、大学で学ぶイメージをつかみ、未知の分野への興味を掻き立て、それをバネに日常の学習を充実させ、進路について真剣に考える契機になることを期待して実施しているとのことでした。

 野村教授は、「地球―過去と未来―」というテーマで生命と地球の共進化、そしてそれらを踏まえた未来予測について授業を行いました。参加した皆さんは熱心に聴講してくださり、質問もいただきました。野村教授が帰ったあとも、「海洋の消滅」 や「ヒトの絶滅プログラム」などショッキングな内容が話題になったそうです。多少なりとも、聴講いたたいた方に影響を与えることができたのは嬉しい限りです。

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 続いて行われた本学法学部卒業生で沖縄県出身の小川太介さんの体験談も、参加した高校生から質問を受けるなど大変盛況でした。進学に興味はあるが情報が少なく、不安に思っているという状況が垣間見えました。また、この講義には地元新聞の記者さんも最初から最後まで参加され、数日後、紙面でご紹介いただきました。

 交通手段がある限り、全国どこへでも参りますのでぜひお声がけください。喜んで授業に参ります。


授業 プログラミング入門演習「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.45

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20160317media_01.jpg 寺嶋秀美(てらしま・ひでみ)准教授は、プログラミング関連の授業を多く受け持っている。その中でも、「プログラミング入門演習」はその名の通り、入門編として比較的簡単なプログラミングを学ぶことができる。

 「プログラミング演習入門」は1年生から受講が可能であるが、授業科目の履修登録前に申し込み(事前登録)をすることが必要な授業だ。パソコンの台数に限りがあるため40人程度で行われる。少人数の講義のため、先生の目が行き届き、学生ひとりひとりの進捗を確認しながら講義が進んでいく。そのため、プログラミング初心者でも安心だ。

 プログラミングと言われると、難しそうな印象を持つ人が多いかもしれないが、この授業ではプログラミングの感覚をグラフィックスを用いて視覚的に捉えるという手法で行われる。具体的には、「Processing」というプログラミング言語/処理系を用いて、お絵かきをする。「お絵かき」ということなら難しそうな印象も少しは和らぐのではないだろうか。

 プログラミングなのでペンを持って紙に描くのではなく、基本的に丸、三角、四角といった記号を使って絵を作っていく。例えば、丸でも三角でも四角でも、同じような図形を画面にたくさん出したいとき、全てをひとつひとつ行うのは面倒だ。それを楽に行う手段を考える。そんな授業だと寺嶋先生はおっしゃる。

 寺嶋先生はこの講義を通して、「なんか面白いな、と感じ、プログラミングに少しでも興味を持ってくれればいい」と話しておられた。「そこから、自分でいろんなことにチャレンジしてくれれば、入門編としては十分」だそうだ。

瀬戸ゼミ4年 宮城聖楓



<参照記事>


新入生を迎えたキャンパス

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 4月3日(日)、駿河台大学の入学式が行われ、メディア情報学部も96名の新入生を迎えました。

 当日は都内は小雨、大学キャンパスのある飯能もどんよりとした曇り空だったのですが、式の始まる直前、一気に明るい日射しが・・・。

20160404media_01.jpeg

 iPhoneで撮影 新入生の明るい学生生活を表現しているといいなあと思ったわたしです。

 このWEBトピックスは、メディア情報学部の教員や学生チームがそれぞれ記事を書くのですが、そのまとめ役を今年はわたし、教員Sがやります。

 映像・音響コースの教員なので、写真などにも凝ったトピックスにしていきたいと思っています。

 という訳で入学式が終わったあとで、キャンパス中庭の全天球写真を撮ってみました。

20160404media_02.jpeg

 残念ながらふたたび曇ってしまいましたが、以下のURLをクリックすると、マウス操作で360°周囲が見渡せるキャンパスの写真を桜舞うエフェクトと共にご覧いただけます。スマートフォン対応(一部機種を除く)

 https://theta360.com/s/2tbYb7E3B2TKAKRfC4CLmme8K



去年の今日は雪が降りました

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 さまざまなガイダンスも今日まで。来週から本格的に授業が始まります。メディア情報学部では新入生たちが授業開始直前の今日から一泊二日でオリエンテーションキャンプに出かけました。
 
 もちろん現地でもガイダンスが行われるのですが、これから共に4年間を学ぶ仲間たちと食事をし、部屋を共にし、夜遅くまで語り合う(建前は消灯時間あります)なかで、初めての友達、初めての先輩(アドバイザーとして学部の先輩たちが十数人同行します)が出来ていく大事なイベントです。

 大学の桜も散り始めた今日ですが、なんと、去年の今日(2015年4月8日)は雪が降ったのを覚えているでしょうか?おかげで去年のこの日は、桜と雪という非常にレアな映像を撮ることができたのです。

 YouTubeリンク
 https://youtu.be/SAWFNjQoeMI

 オリエンテーションキャンプの様子はメディア情報学部の他の先生が来週レポートしてくださると思います。

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 今年は留守番のわたしは、大学キャンパス今年最後の桜の写真を撮りながら、学生たちが帰ってくるのを待ちましょう。

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 桜が散る頃、本格的に授業が始まります。

授業 取材論「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.46

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 メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20160415media_01.jpg 今回紹介する授業は、間島貞幸(まじま・さだゆき)准教授の取材論である。

 取材論は簡単に言うと、取材を通じて人と繋がり、分かり合うことを学ぶ授業だ。間島先生がテレビのディレクターをしていた時の経験をもとに、今の若い人たちが初対面の人とどのようにすると仲良くなれるのかを、学生と一緒に考え、実験して行くスタイルをとる。

 授業時間は、一般の講義と同じく90分。でも学生にとって、90分もの間、人の話を聞くのは正直なところなかなか辛い。そこで間島先生はインターバルとして、楽しいVTRを見てもらうことや音楽をかけるなどをして、途中で気分転換ができるようにしている。さらに先生が話すだけでなく、学生同士が互いに取材しているところを見て、気付いたことを言ってもらうなど、一方通行にならないように工夫。人見知りをする人や人前で話すことが苦手な人でも、発言しづらい雰囲気を作らないようにしている、という。

 この講義は始まってまだ2年であり、試行錯誤を行っているとのこと。人と人が関わる時に、どのように接したらいいのかという技術的な部分を伝え、それをもとに実際にやってみるという流れで進めている。

 技術的なこととは、人の顔を見る、相槌を打つ、メモを取りながら話を聞く、などである。この技術を理解し、実践する。そうして上手くできなかったときは、なぜ上手くいかなかったのか自分なりに分析する、ということを繰り返している。

 昨年は、チームに分かれて大学の職員の方に取材を行った。その人の学生時代のことや、仕事、プライベートなどをチームごとに取材した。

 最後に間島先生は、若い人には、もっと人のことを好きになってほしいと話す。「欠点を持っていて、良いところも持っているのが人間。だから良いところを見つけて、そういうところを見て人と付き合っていきたい。できれば、若い人にも先入観とか見た目だけで判断しないで、直接接して良いところを見つけてもらいたい。上手に付き合っていった方が、面白い。取材を通じて、色々な人から良い意見や考え方、失敗談を聞き、自分の世界をもっと広げてほしい」とおっしゃった。

 記者、映画を作る人、漫画を描く人なども、すべて取材が基本になっている。そういったものに興味がある人はもちろん、友達を作りたい人や、人と上手く話せない人など、多くの人にお勧めしたい授業である。

瀬戸ゼミ4年 川名亮



<参照記事>


新入生オリエンテーションキャンプレポート 「磯部温泉・サファリパーク」に行ってきました

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 前々回、4月8日のトピックスでも書いたように、メディア情報学部の新入生オリエンテーションキャンプが、4月8日(金)・9日(土)、群馬県磯部温泉(舌切雀のお宿・磯部ガーデン)で実施されました。

1日目

 大学集合。メディア情報学部の教員や上級生のアドバイザーによるガイダンスの後、2ゼミ(メディア情報学部では1年次から「オリエンテーションゼミナール」の名でゼミクラスに属します)ごと大型バスに分乗。遅刻者がほぼ皆無で定刻より早くバスが出発するなど初めてのことで、今年の1年生達は真面目だなあと秘かに思ったり。

 磯部温泉では温泉ざんまい・・・な訳はなく、これから始まる大学生活へのアドバイスや注意事項・ルールのガイダンスが行われ、学部長の挨拶、そして先輩アドバイザーのリードの下、クイズ大会で盛りあがりました。

 夕食後、ゼミクラスごとに先輩たちから細かいアドバイスを受けつつ、1年生達は履修計画を作成しました。

2日目

 履修計画作成を成し遂げ、夜中まで新しい友人たちとおしゃべりをしていた1年生達は、眠そうな目をこすりながらも、群馬サファリパークで動物とふれあい、大学へ戻りました。

 出発前は、少し緊張している学生も見受けられましたが、寝食を共にすることで仲間意識が芽生えて、みんな緊張がほぐれた様子でした。(M)

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