メディア情報学部の野村正弘教授が、和歌山大学で開催された日本教育メディア学会で
口頭発表した研究成果の報告です。
今回の発表内容は、『学校情報の性質にあった提供手段の検討』です。
「開かれた学校づくり」が言われており、小・中学校は積極的に校内の情報を外部に提供しようとしています。しかし、時間も労力もかかるため、多様なメディアですべての情報を網羅的に発信することは不可能です。特に、小・中学校のホームページを見てもらえば、学校間の格差が大きいことに気がつくと思います。
そこで、どの情報にはどのメディアが適した発信メディアなのかを、アンケート調査の結果から考察しました。
アンケート調査は、埼玉県公立小中学校事務職員研究協議会の方たちと共同研究で行いました。同協議会の強力なネットワークを利用したため、回収率は非常に高く、有効なデータ得ることができました。地元の組織と連携して調査を進めることができたのも大きな成果です。
発表後、同様な悩みを抱えた参加者から、熱心な質問を何件も受けました。
今後も、メディア情報学部の力が発揮できる内容で調査研究を行い、社会に還元して行きたいと考えています。